共通テストの成績開示はいつ?成績の閲覧の見方【2027年度】

成績開示はいつ?

2027年度の共通テストの成績開示は、出願時に「成績の閲覧」を希望した人だけが、2027年4月1日〜4月30日に共通テスト出願サイトのマイページで見られます。郵送はなく、PDFを画面で開いて保存する方式です。申し込んでいない場合でも、自己採点と志望大学の入試成績開示で点数は確かめられます。

この記事でわかること

  • 共通テストの成績をいつ・どこで見られるか(2027年度)
  • 成績の閲覧で見られる項目と、段階表示(1〜9)の読み方
  • 自分が申し込んだかをマイページで確かめる方法
  • 申し込んでいないときに点数を知る2つの経路
  • 成績の閲覧がいる人・いらない人の分け方

公的情報源: 大学入試センター「令和9年度 受験案内」(dnc.ac.jp・2026年10月21日確認)

この記事の要点

  • 閲覧期間は2027年4月1日(木)10:00〜4月30日(金)17:00
  • 申し込みは出願時のみ。手数料は300円(検定料と一緒に支払い済み)
  • 郵送の成績通知はない。マイページの「成績の閲覧」からPDFを開く
  • 申し込んでいなくても、自己採点と志望大学の成績開示で点数は確かめられる

「共通テストの成績開示って、いつ届くんですか」。合格発表が近づくと、面談でよく出る質問です。

答えは「届かない。4月にマイページで見る」になります。この記事では、2027年度の受験案内に書かれている仕組みと、申し込んでいなかった人の確かめ方をまとめました。

目次

共通テストの成績開示は4月にマイページで見る

2027年度の共通テストでは、成績の開示を「成績の閲覧」と呼んでいます。出願時に希望した人だけが、共通テスト出願サイトのマイページでPDFを開いて見る方式です。

成績の閲覧の基本(令和9年度 受験案内 p.28-29)

項目内容
見られる人出願内容の登録で、成績の閲覧を「希望する」とした人
閲覧期間2027年4月1日(木)10:00〜4月30日(金)17:00
見る場所共通テスト出願サイトのマイページ「成績の閲覧」
形式PDFを表示。必要なら端末に保存する
手数料300円(出願時に検定料と合わせて支払い)

郵送で成績表が届く仕組みはありません。4月30日17:00を過ぎると見られなくなるため、期間中に一度開いてPDFを保存しておくと安心です。

合格発表より後に見られる理由

閲覧の開始は4月1日です。国公立の前期・後期の合格発表はどれも3月中に終わるので、成績の閲覧は「出願先を決めるための資料」にはなりません。

出願先を決めるときに使うのは、試験直後の自己採点です。成績の閲覧は、自己採点と実際の得点のズレを確かめる「答え合わせ」として使うものと考えてください。

平均点・得点調整の発表日とは別もの

試験の後には、大学入試センターから全体の数字が順に出ます。自分の点数が出るのは4月だけです。

試験後に大学入試センターが発表するもの(2027年度・予定)

日付発表されるもの自分の点数か
1月16日・17日各日の試験終了後に正解・配点自己採点に使う
1月20日(水)平均点の中間発表全体の数字
1月22日(金)得点調整の有無・段階表示の換算表全体の数字
2月4日(木)平均点の最終発表全体の数字
4月1日〜30日成績の閲覧(希望者)自分の点数

得点調整の仕組みは共通テストの得点率は何点取ればいい?とあわせて確認しておくと、1月の発表の意味がつかみやすくなります。

試験から成績の閲覧までの流れ(2027年度)

  • 1月16日・17日試験当日の夜に正解が出る問題冊子に控えた答えで自己採点する
  • 1月20日〜2月4日平均点・得点調整の有無が出る出願先は自己採点の点数で決める
  • 2月〜3月各大学の個別試験と合格発表この時点では本人の得点は届かない
  • 4月1日〜30日マイページで成績の閲覧出願時に希望した人だけ。PDFを保存する

出所: 大学入試センター「令和9年度 受験案内」p.28・p.61-62

図:共通テストの本人の得点が分かるのは4月。出願先を決める1〜2月は、自己採点の点数で動く。

成績の閲覧で見られる内容

PDFに載るのは「受験した科目名」「試験日」「科目別の得点」「科目別の段階表示」の4つです。科目によっては、内訳の得点も示されます。

科目ごとに示される内訳(令和9年度 受験案内 p.28)

科目示される内訳
国語「近代以降の文章」「古典(古文・漢文)」の分野別の得点
英語リーディング・リスニング別の得点と段階表示
地理歴史・公民、理科で2科目受験第1解答科目・第2解答科目それぞれの得点と段階表示
地理総合/歴史総合/公共合計点と段階表示に加え、出題範囲別の得点と段階表示
物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎合計点と段階表示に加え、出題範囲別の得点と段階表示

国語の分野別の得点には、段階表示は付きません。2科目受験の地歴公民・理科も、2科目の合計点には段階表示を付けない決まりです。

段階表示(1〜9)は全体の中の位置

段階表示は、科目ごとの得点を受験者全体の中の位置で9段階に分けたものです。大学入試センターは「スタナイン」という方式を使い、受験者をおよそ4・7・12・17・20・17・12・7・4%の群に分けて数字を振ります。

段階表示とおおよその位置(受験案内 p.62-63 の区分から作成)

段階受験者全体の中の位置(上から)
9上位およそ4%以内
8およそ4〜11%
7およそ11〜23%
6およそ23〜40%
5およそ40〜60%
4およそ60〜77%
3およそ77〜89%
2およそ89〜96%
1およそ96%より下

段階の境目になる得点は、1月22日(予定)に「段階表示の換算表」として発表されます。同じ70点でも、平均点が低い科目なら段階は高めに出るはずです。科目ごとの難しさをならして、自分の位置を見たいときに役立ちます。

段階表示を選抜に使うかどうかは、大学ごとに異なる扱いです。使う場合のやり方は、各大学の募集要項で確かめてください。

申し込んだかどうかをマイページで確かめる

成績の閲覧の申し込みは、出願内容の登録と同時に行う仕組みでした。自分で申し込んだか覚えていないときは、マイページの「出願内容の確認・訂正」で登録内容を表示すると確かめられます。

支払った金額を見ても、見分けがつくはずです。

検定料等の支払金額(令和9年度 受験案内 p.29)

区分成績の閲覧を希望希望しない
3教科以上を受験18,300円18,000円
2教科以下を受験12,300円12,000円

※別に支払方法を問わず188円の手数料がかかります。地理歴史と公民は、2教科を合わせて1教科の扱いです。

あとから申し込むことはできない

「希望しない」から「希望する」への変更は、出願内容の確認・訂正期間(2026年10月9日〜16日)に300円を追加で払う形でだけ受け付けていました。この期間はすでに終わっています。

10月17日以降に成績の閲覧を追加する方法は、受験案内には書かれていません。申し込んでいなかった人は、次の章の2つの方法で点数を確かめます。

4月までにメールアドレスを見直す

マイページにログインするには、登録したメールアドレスでメールを受け取れる必要があります。高校から配られたアドレスをユーザーIDにしている人は、卒業後の4月1日以降も使えるかを先に確かめてください。

使えなくなりそうなら、マイページの「メールアドレス変更」から今のうちに切り替えておきます。卒業式の前後は手続きを忘れやすい時期です。

申し込んでいなくても点数を知る2つの方法

成績の閲覧を申し込んでいなくても、自分の点数に近づく方法は2つあります。目的によって使い分けてください。

共通テストの点数を知る方法の比較

方法わかる時期わかること申し込み
成績の閲覧(大学入試センター)4月1日〜30日科目別の得点・段階表示出願時のみ(300円)
自己採点試験当日の夜〜控えた答えで出した点数不要
志望大学の入試成績開示大学ごと(例:5〜6月)大学の配点に換算した共通テストの合計点など大学ごと(多くは出願時)

自己採点は出願先を決める唯一の材料

正解と配点は、各日の全試験が終わった後に大学入試センターのウェブサイトで発表されます。問題冊子に自分の解答を書き写しておけば、その夜のうちに点数を出せるでしょう。

自己採点の点数は、予備校のリサーチ(判定)に出す数字にもなるものです。転記のコツは共通テストの自己採点のやり方とリサーチ提出にまとめています。

志望大学の入試成績開示で共通テストの点が分かることがある

国公立大学の多くは、個別試験の受験者本人に入試の成績を開示しています。大学によっては、その中に共通テストの点数も入っているので要チェックです。

例として、九州大学の令和8(2026)年度一般選抜は、次の形で開示していました。

大学の入試成績開示の例(九州大学 令和8年度 一般選抜)

項目内容
開示する内容総合点、共通テストの合計点(本学配点)、個別学力検査等の科目ごとの成績、順位など
申請インターネット出願のときに「希望する」を選ぶ(出願時以外は不可)
手数料600円(1選抜ごと)
開示期間2026年5月1日〜6月30日 17:00(オンライン)

出所: 九州大学 令和8年度 学生募集要項「入学試験成績の開示」

ここで分かるのは「大学の配点に直した合計点」です。科目ごとの素点ではない点に注意してください。申請のタイミングも大学の出願時に限られることが多いので、これから出願する大学の募集要項で「成績開示」の項目を探しておきます。

成績の閲覧を申し込んだか?で分かれる確かめ方

申し込んだ人
1〜2月
自己採点で出願先を決める
3月
メールアドレスが4月も使えるか確かめる
4月
マイページでPDFを開いて保存
申し込んでいない人
1〜2月
自己採点を丁寧に。答えの控えが頼り
出願時
志望大学の成績開示を申し込む
5〜6月ごろ
大学の開示で配点換算の合計点を見る

図:申し込んでいなくても、自己採点と志望大学の成績開示で点数は確かめられる。どちらも答えの控えと出願時の申請が前提になる。

成績の閲覧はいる?いらない?判断の目安

成績の閲覧は300円で、受験生全員に必要なものではありません。迷ったときは、点数を「来年以降に使うかどうか」で考えると決めやすくなります。

申し込んでおくと役に立つ人

  • 浪人や再受験の可能性があり、科目ごとの弱点を正確に残したい人
  • 自己採点に自信がなく、マーク漏れや転記ミスがなかったか確かめたい人
  • 共通テスト利用入試で不合格だった大学の結果を、点数で振り返りたい人

なくても困りにくい人

  • 自己採点の控えがしっかりあり、点数のズレを気にしない人
  • 進学先が決まり、共通テストの点数を見返す予定がない人
  • 志望大学の入試成績開示で、配点換算の点数が分かれば十分な人

教室で見てきた範囲では、自己採点と実際の得点が数点ずれていたという話は珍しくありません。マークの塗りが薄かった、解答欄が一つずれていた、という原因が多いようです。浪人を考えている人ほど、4月の閲覧で原因を確かめておく意味があります。

次の年に受け直す可能性があるなら、今年の点数を科目別に記録しておくのがおすすめです。共通テストの全体像は共通テストとは?仕組み・科目・配点で確認できます。

よくある質問

Q1:共通テストの成績開示は郵送で届きますか?

届きません。2027年度は、出願時に希望した人が共通テスト出願サイトのマイページでPDFを見る方式です。閲覧期間は2027年4月1日10:00〜4月30日17:00です。

Q2:成績開示の料金はいくらですか?

成績閲覧手数料は300円です。出願時に検定料と合わせて支払う仕組みで、3教科以上なら18,300円、2教科以下なら12,300円になります。別に支払手数料188円がかかります。

Q3:申し込みを忘れました。あとから見る方法はありますか?

成績の閲覧を追加できたのは、出願内容の確認・訂正期間(2026年10月9日〜16日)まででした。それ以降に追加する方法は受験案内に書かれていません。自己採点と、志望大学の入試成績開示で点数を確かめてください。

Q4:成績の閲覧は出願先を決めるのに使えますか?

使えません。閲覧は4月1日からで、国公立・私立の出願と合格発表はそれより前に終わります。出願先は試験直後の自己採点の点数で決めます。

Q5:段階表示の「6」は良いほうですか?

段階は1〜9で、6はおよそ上位23〜40%の位置です。真ん中の5(およそ40〜60%)より上にあたります。境目の得点は1月22日(予定)に発表される換算表で確かめられます。

Q6:4月30日を過ぎたら、もう見られませんか?

閲覧期間は4月30日17:00までです。期間外に見る方法は受験案内に書かれていません。期間中にPDFを端末へ保存しておいてください。

まとめ:成績の閲覧は4月の「答え合わせ」

共通テストの成績開示は、4月にマイページで見る「答え合わせ」です。出願先は1月の自己採点で決まるので、まずは本番の答えをきちんと控えるところから準備しておきましょう。

この記事の要点

  • 2027年度は「成績の閲覧」。4月1日10:00〜4月30日17:00にマイページでPDFを見る
  • 申し込みは出願時のみ(手数料300円)。追加できた訂正期間は10月16日で終了
  • 見られるのは科目別の得点と段階表示。国語は分野別、英語はR・L別の得点も出る
  • 段階表示はスタナインの9段階。6はおよそ上位23〜40%
  • 申し込んでいなければ、自己採点と志望大学の入試成績開示で確かめる

まずはマイページの「出願内容の確認・訂正」を開いて、成績の閲覧を「希望する」にしているかを見ておきましょう。

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免責事項

※本記事は、大学入試センター「令和9年度 受験案内」と九州大学の令和8年度学生募集要項(いずれも2026年10月21日確認)をもとに整理した情報です。閲覧期間・手数料・発表日は予定を含み、変更される場合があります。大学の入試成績開示の内容・手数料・期間は大学と年度で異なりますので、最新の受験案内と各大学の募集要項でご確認ください。

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この記事を書いた人

大手進学塾で8年、小学生から高校生まで、延べ500人以上に数学と英語を教えてきたYamadaです。授業でよく聞かれたのが「家でどう勉強すればいいですか」でした。週に1、2回の授業では問題演習に追われて、家庭学習の進め方まで手が回りません。そこに歯がゆさを感じてきました。

同じ問題集を渡しても、伸びる子と伸び悩む子がいます。差は頭の良さではなく、目標の立て方と続け方の工夫にありました。保護者面談で「うちの子、やる気が続かなくて」と相談されるたび、もっと多くの家庭に届く形で伝えたいと思ってきました。このサイトでは、受験対策や定期テスト、勉強習慣の作り方を、現場で試してきた方法をもとに書いています。

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