共通テストの申し込み・出願方法|現役と既卒の手続き・検定料・科目登録のやり方【2026年】

大学入学共通テストは、申し込み(出願)の段階でつまずく人が毎年います。受験勉強そのものとは別の手続きで、しかも期限を1日でも過ぎると受け付けてもらえません。

2026年に実施された回からは、出願がすべてWeb出願に切り替わりました。これまでの「在学高校がまとめて郵送する」方式は廃止され、現役生も含めて全員が自分でマイページを作って登録します。

この記事では、共通テストの申し込み・出願方法を、現役生と既卒生(浪人・高卒認定など)の違いに分けて整理します。検定料・科目数の登録・スケジュール・よくあるミスまで、出願に必要な手続きをひととおり確認できます。

この記事でわかること

  • 共通テストの出願は全員Web出願。現役は在学高校経由、既卒は個人で手続き
  • 検定料は2教科以下12,000円/3教科以上18,000円(+支払手数料188円)
  • 出願時に受験する教科数を登録する。試験当日の教科数の増加はできない
  • 令和9年度(2027年1月実施)の出願受付は2026年9月15日〜10月2日が目安
  • 受験票が届かない・科目選択ミスなど、つまずきやすい点と対処

なお、共通テストの試験そのものの仕組みは共通テストとは何かをまとめた記事で、出願後の入試本番の流れは大学入試の日程・流れの記事で解説しています。この記事は共通テスト本体の「申し込み・出願手続き」に絞ります。

目次

共通テストの出願は全員「個人Web出願」になった

まず大前提です。2026年に実施された共通テストから、出願はすべてWeb出願に統一されました。

以前は、現役生は在学高校が願書をまとめて郵送し、既卒生だけが個人で出願する形でした。今はその区別がなくなり、現役生も自分で「大学入学共通テスト出願サイト」にマイページを作り、出願内容を登録して検定料を支払います。

現役生と既卒生で「やることの範囲」が違う

ただし、現役生と既卒生で手続きの範囲は変わります。現役生は在学高校が在籍確認やとりまとめをするため、本人がやることが少し軽くなります。既卒生は最初から最後まで自分で完結させます。

区分出願資格の選び方高校が関わる範囲本人がやること
現役生(卒業見込)在学校を検索→「卒業見込者」を選択在籍確認・とりまとめ・情報提供マイページ作成/出願登録/検定料支払い
既卒生(卒業者・浪人)「卒業者」を選択し卒業年・課程を入力なし(個人で完結)上記すべてを自分で
高卒認定など「その他出願資格」から該当資格を選択なし(書類が必要な場合あり)上記+資格を証明する書類の準備

現役生でも、登録・支払い自体は本人が行う点に注意してください。「高校が全部やってくれる」わけではありません。

ここがポイント

出願サイトのマイページ作成は、出願受付の前から開始できます。アカウントだけ先に作り、顔写真や住所などの情報入力を落ち着いて進めておくと、受付開始日に焦らずに済みます。

検定料はいくら?2教科以下と3教科以上で変わる

共通テストの検定料は、受験する教科数で2段階に分かれます。受験する科目数ではなく「教科数」で決まる点に注意してください。

検定料の早見表

受験する教科数検定料成績通知を希望する場合
2教科以下12,000円+300円(合計12,300円)
3教科以上18,000円+300円(合計18,300円)

このほかに、支払い方法に応じて支払手数料が188円ほどかかります。支払いはクレジットカード・コンビニ・Pay-easy(ペイジー)などから選べます。

ここでいう「教科」とは、国語・数学・外国語・地理歴史/公民・理科・情報といったまとまりのことです。たとえば地理歴史/公民で2科目を選んでも、それは1教科の中の科目数なので、教科数のカウントとは別物になります。

成績通知(成績開示)の300円とは

成績通知(成績開示)は、自分の得点を試験後に確認できるサービスです。希望する場合のみ出願時に申し込み、300円が加算されます。あとから追加で申し込むことはできないため、得点を確認したい人は出願の段階で必ずチェックを入れておきます。

出願のスケジュール|受付・受験票・訂正の時期

出願は受付期間が決まっています。1日でも過ぎると原則として受け付けられないため、スケジュールを早めに押さえておきましょう。

ここでは令和9年度(2027年1月実施)を例に、おおよその時期を整理します。年度ごとに日付は前後するので、最終的な日程は受験案内(毎年6月ごろ公開)で必ず確認してください。

出願〜受験票までのおおまかな時期(令和9年度の例)

段階時期(令和9年度の目安)
受験案内・配慮案内の公開2026年6月中旬
マイページ作成開始2026年7月上旬
出願受付(登録・検定料支払い)2026年9月中旬〜10月上旬
出願内容の確認・訂正期間2026年10月中旬
受験票の取得2026年12月中旬
本試験2027年1月16日(土)・17日(日)

出願受付は約2週間半しかありません。 検定料の支払い締切は登録締切と同じ日に設定されるため、「登録だけして支払いを忘れる」と出願が完了しません。登録と支払いはセットで終わらせてください。

受験票はWebで取得・必要に応じて印刷

Web出願では、受験票もマイページから取得します。受験番号や試験場が確定したら表示されるので、内容を確認し、案内に従って印刷・準備します。

確認・訂正期間には、登録内容に誤りがないかを見直せます。氏名や住所、受験教科などにミスがないか、この期間に必ずチェックしましょう。

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出願の手順|現役生・既卒生それぞれの流れ

ここからは、実際の出願の流れを手順で確認します。マイページ作成までは共通で、出願資格の登録から現役・既卒で分かれます。

共通の準備(マイページ作成)

  1. パソコン・スマホ・タブレットなど、ネットにつながる端末とメールアドレスを用意する
  2. 出願サイトでアカウントを開設し、利用規約・個人情報の取り扱いに同意する
  3. 氏名・生年月日・メールアドレスを登録し、パスワードを設定する
  4. 仮登録メールのリンクから本登録を完了させ、マイページにログインできる状態にする

現役生(卒業見込)の出願手順

  1. 顔写真を登録する(規定に合った写真。本人以外の写真の登録は不正行為になります)
  2. 住所・電話番号を入力する
  3. 出願資格で「高等学校等検索」から在学校を選び「卒業見込者」を選択、クラス名などを入力する
  4. 受験する教科・教科数を登録する(地歴公民・理科は「1科目/2科目/受験しない」を選択)
  5. 検定料を支払う(クレジットカード・コンビニ・Pay-easyなど)
  6. 登録内容を確認して出願を確定する

現役生は在学高校が在籍確認を行います。学校から提出物や入力の案内がある場合は、それに合わせて進めてください。

既卒生・浪人・高卒認定の出願手順

  1. 顔写真・住所・電話番号を登録する(ここまでは現役と同じ)
  2. 出願資格で「卒業者」または「その他出願資格」を選び、卒業年・課程・学科などを入力する
  3. 出願資格に応じた証明書類(卒業証明書・高卒認定の合格証明書など)が必要な場合は準備・提出する
  4. 受験教科・教科数を登録する
  5. 検定料を支払い、内容を確認して出願を確定する

既卒生は在学高校のサポートがないぶん、出願資格の証明書類が必要になるケースがあります。卒業証明書は発行に時間がかかることもあるので、出願受付が始まる前に取り寄せておくと安心です。

科目数の登録|出願時に決め、当日の教科数増加はできない

共通テストでは、出願の段階で「受験する教科・科目数」を登録します。これは合否ではなく検定料や試験室の割り当てに関わる重要な項目です。

科目選択で気をつける点

地理歴史/公民と理科は、「1科目」「2科目」「受験しない」のどれにするかを出願時に選びます。志望大学が課す科目数に合わせて選ぶ必要があるため、出願前に志望校の受験科目を必ず確認しておきましょう。

注意したいのは、試験当日に教科数を増やすことは原則できない という点です。出願で「2教科以下」にしておくと、当日になって3教科目を受けることはできません。志望校が固まっていない段階でも、必要になりそうな教科は出願時に登録しておくのが安全です。

具体的な科目の中身は当日の選択も

教科数や科目数の枠は出願時に決まりますが、地理歴史/公民・理科の中でどの科目を解答するか(中身の選択)は、試験当日に問題冊子の中から選ぶ仕組みです。出願時に細かい科目名まで確定させるわけではない点も押さえておきましょう。

迷ったときの考え方

志望校が複数あり、必要科目が一致しないときは、より多くの教科・科目を求める志望校に合わせて登録しておくと取りこぼしを防げます。検定料は上がりますが、受験できなくなるリスクを避けられます。

よくあるミスと、受験票が届かないときの対処

出願は手続きが多く、毎年同じところでつまずく人がいます。ここでは代表的なミスと対処をまとめます。

出願でつまずきやすいポイント

  • 教科数の選択ミス:志望校の必要科目を確認せず「2教科以下」で出願し、後で足りないと気づく
  • 支払い忘れ・期限超過:登録だけして検定料を払わない、または支払い締切日を過ぎてしまう
  • 既卒生の証明書類不足:卒業証明書や高卒認定の証明書の準備が間に合わない
  • 住所・氏名の入力ミス:受験票や成績の送付・通知に影響するため、確認期間に必ず見直す
  • 顔写真の規定外:サイズや背景が規定に合わず、再登録が必要になる

これらの多くは、確認・訂正期間に見直せば修正できます。出願したら終わりにせず、訂正期間にもう一度マイページを開く習慣をつけてください。

受験票が表示されない・届かないとき

Web出願では受験票をマイページから取得します。所定の時期になっても受験票が表示されない場合は、次の順で確認しましょう。

  1. 検定料の支払いが完了しているか(未払いだと出願が確定していません)
  2. 登録内容に「不備」のステータスが付いていないか
  3. マイページのお知らせや登録メールアドレスに連絡が来ていないか

それでも解決しない場合は、自己判断で放置せず、大学入試センターの案内に沿って問い合わせます。期限が絡む手続きなので、気づいた時点で早めに動くことが大切です。

出願は早く済ませるほど安全

出願受付は約2週間半と短く、締切間際はアクセスも集中します。書類の準備や写真の用意でつまずくことも考えると、受付開始から早めに登録・支払いを終わらせるのが最も確実 です。受験勉強と並行で進めやすいよう、夏のうちにマイページだけ作っておくのもおすすめです。

なお、共通テストの得点をどこまで取れば志望校に届くかは共通テストの得点率の目安をまとめた記事で確認できます。大学ごとの出願(共通テスト利用入試など)の流れは大学のweb出願のやり方の記事が参考になります。

まとめ|共通テストの申し込み・出願で押さえる5点

共通テストの申し込み・出願のポイントを最後に整理します。

この記事のまとめ

  • 出願は全員Web出願。現役は在学高校経由、既卒は個人ですべて手続きする
  • 検定料は2教科以下12,000円/3教科以上18,000円(+手数料188円・成績通知は+300円)
  • 出願時に教科数を登録する。試験当日に教科数を増やすことは原則できない
  • 受付は約2週間半。登録と検定料支払いはセットで早めに完了させる
  • 受験票が出ないときは支払い完了・不備ステータス・連絡を確認し、早めに問い合わせる

手続き自体は難しくありませんが、期限と科目数の登録だけは取り返しがつきません。志望校の必要科目を確認したうえで、受付開始からできるだけ早く出願を終わらせておきましょう。

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よくある質問

共通テストの申し込みはいつからいつまでですか?

出願受付は例年9月中旬から10月上旬の約2週間半です。令和9年度(2027年1月実施)は2026年9月中旬〜10月上旬が目安となります。マイページの作成は受付開始前(例年7月上旬〜)からできるので、早めにアカウントだけ作っておくと安心です。最終的な日程は毎年6月ごろ公開される受験案内で確認してください。

既卒生(浪人)はどうやって出願しますか?

既卒生は個人ですべて手続きします。出願サイトでマイページを作り、出願資格で「卒業者」を選んで卒業年・課程などを入力します。在学高校のサポートがないため、卒業証明書など出願資格を証明する書類が必要になる場合があります。発行に時間がかかることもあるので、受付開始前に取り寄せておきましょう。

検定料はいくらかかりますか?

受験する教科数で決まります。2教科以下は12,000円、3教科以上は18,000円です。これに支払手数料が188円ほどかかり、成績通知(成績開示)を希望する場合は300円が加算されます。支払いはクレジットカード・コンビニ・Pay-easyなどから選べます。

出願後に受験する科目は変えられますか?

出願で登録した教科数を、試験当日に増やすことは原則できません。地理歴史/公民・理科でどの科目を解答するかという中身の選択は当日できますが、教科数の枠は出願時に確定します。志望校の必要科目を確認し、必要になりそうな教科は出願時に登録しておくのが安全です。出願内容の訂正期間内であれば、登録内容を見直せます。

現役生も自分で出願しないといけませんか?

はい。2026年実施分から、現役生も個人でマイページを作り、出願登録と検定料の支払いを行います。在学高校は在籍確認やとりまとめを担当しますが、登録・支払いそのものは本人が行います。学校から提出物や入力の案内がある場合は、その指示に合わせて進めてください。

受験票が届かない(表示されない)ときはどうすればいいですか?

まず検定料の支払いが完了しているか、登録内容に「不備」のステータスが付いていないかを確認します。次にマイページのお知らせや登録メールに連絡が来ていないかを見てください。それでも解決しないときは、放置せず大学入試センターの案内に沿って早めに問い合わせます。期限が絡むため、気づいた時点で動くことが大切です。

本記事は公開情報をもとにした受験手続きの整理です。出願期間・検定料・必要書類などは年度により変更されます。出願にあたっては、必ず大学入試センターが公開する最新の受験案内・出願サイトの案内をご確認ください。

参考: 独立行政法人 大学入試センター(受験案内・出願サイト案内)/文部科学省(大学入学共通テストに出願される方へ)

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この記事を書いた人

大学在学中から学習指導に携わり、卒業後は大手進学塾で約8年勤務。小学生から高校生まで幅広く担当し、特に数学・英語を中心に受験対策や定期テスト対策を行ってきた。これまでに指導した生徒は延べ500名以上。志望校合格率の高さと、生徒のやる気を引き出す指導スタイルに定評がある。

得意分野:
・中学・高校受験対策(数学・英語)
・定期テスト点数アップ指導
・勉強習慣の定着サポート
・生徒のモチベーションアップ指導

勉強は“やらされるもの”ではなく、“自分の未来をつくるための武器”です。生徒一人ひとりの性格や目標に合わせて、わかりやすく、楽しく、そして結果につながる指導を心がけています。一緒に目標達成を目指しましょう!

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