受験勉強は自分のモチベーションとの戦いです。
そもそも高校生くらいの年代の時は、
友だちとも遊びたいし映画や漫画などの趣味も楽しみたい。

部活やバイトなどの課外活動もあるかもしれません。
そんな中で目標とする大学に合格するために、
必要な勉強を続けるモチベーションをキープすることが必要になってきます。

ここでは、やる気を出す方法、
モチベーションアップのコツを紹介したいと思います。

受験生がやる気を出す方法、モチベーションをキープするための方法の紹介

目標を具体的に描く

目標を持つことは非常に重要です。ただし、その目標は具体的である必要があります。まずは、「〇〇大学に合格する」という目標を持ったとしましょう。ではその目標達成には具体性が必要です。〇〇大学に合格するために、模試で〇〇点とれるようになる。というように具体的に設定しましょう。そうしないと、何が目標で、それはどういう状態なのかがイメージできないからです。

目標を分解する

目標を持ったら、それを具体的に目の前の目標に分解しましょう。

最終目標 〇〇大学に合格する
長期目標 最終的に模試で〇〇点とれるようになる
中期目標 3ヶ月後の模試では〇〇点をとる
短期目標 英語は〇〇と〇〇の問題集をやりきる
単語帳を3回覚える
数学は〇〇の問題集をやる。予備校で〇〇の授業を受けきる。

上記のようなイメージです。もっと言うと、短期目標のために、この1週間は何をするか、そのために今日は何をするかということまで逆算していきましょう。遠い目標だけだと「今何をすればいいのか」というところが曖昧になってしまうのでモチベーションが上がりきらないものです。具体的目標を分解することが必要です。

そして、その目標は頭でイメージするだけではなく、紙に書いて見えるところに貼っておきましょう。頭の中だけだと人はいつのまにか忘れてしまうもの。毎日その目標を目にすることで、意思が強くなりますし、家族や友人に宣言するようなものなので、自分を逃げられなくするという効用もあります。

目標を達成した自分をイメージする

目標が明確になったら、その目標を達成した自分を何度もイメージすることが大切です。志望大学に合格して友だちや家族と抱き合って喜ぶ自分。成功体験談を後輩に話している自分など、なんでもいいです。人は、自分自身がイメージした通りの人間になります。

例えば、筆者自身の場合は、受験生時代、毎日夜ランニングをしていたのですが、そのランニングをする時間は自分の合格の瞬間をイメージする時間でした。第一志望大学に合格してガッツポーズをしている自分、両親に感謝の気持ちを伝えている自分をイメージすることで、モチベーションを高めました。

朝起きる時間を固定する

なかなか学習ペースを作れない方もいるかもしれません。そういう方にオススメなのは、「朝起きる時間を固定すること」です。午前中という時間は集中力が高い時間です。その時間を有意義に活用して、1日のスタートを余裕をもって切ることは学習効果を高める上で非常に重要。

「朝7時に起きて、8時には学校や予備校に行って、始業までに問題集を進める」などの朝勉強の習慣をつけてみてください。最初は多少苦しいかもしれませんが、毎日繰り返すことによって、逆にその時間に起きれないと気持ちが悪いような状態になります。

特に、「毎日」の習慣にすることがポイントです。「週に2回」などの中途半端なきまりを自分の中で作ってしまうと、習慣化が難しくなります。朝、歯を磨いたり顔を洗ったりするような感覚で、毎朝早く起きて朝から勉強するように心がけましょう。

勉強時間を細切れにする

人が集中できる時間は短いもの。諸説ありますが、30分〜1時間くらいと考えておいて良いのではないでしょうか。なので、最初から「5時間みっちり勉強するぞ!」と意気込んでしまうと辛いものです。適度に時間を切っていくことをオススメします。

キリの良いところまで取り組んだらコーヒーやジュースを飲む。学校のグラウンドを散歩してみる。ランニングや音楽などの趣味をする。勉強する場所を変えてみる、などが有効です。

逆に、その休憩が長くなりそうな方法はNGです。ゲームを始めたり漫画を読み始めたりする。友達と遊びに行ったり話し込んだりする。などは、休憩の時間が長くなったり勉強に集中力を戻せなくなってしまったりします。一人で短時間で気持ちをリフレッシュできる方法を探してみましょう。

まとめ

受験生がモチベーションを高く保つには、目標を具体的に持ち、分解してみましょう。そして、朝起きる時間を固定して勉強を習慣化し、細切れに勉強することで集中力を持続させましょう。