受験勉強の過去問活用法

受験勉強で合格するための学力を
身につけるための方法として、

過去問の活用法が重要ということは
よく知られていることだと思います。

過去問の使い方次第で、
合否が分かれる可能性もあります。

問題の内容が毎年変わる試験には
あてはまりませんが、

過去問が入手できる試験の場合は
有効に活用しましょう。

過去問を使う時期について

過去問は志望校を決めた段階に使い始めます。
間違っても総仕上げの模試として
初めてとり組むことのないようにしましょう。

入試直前だと過去問を解いてみて、
問題が解けなかったときに
間違った勉強をしていたと気がついても
取り返しがつきません。

過去問は志望校を決めた段階で
なるべく早い時期に使い始めましょう。

過去問は最初に問題を解かずに一通りざっと読む

過去問は数年分の問題をざっと眺めて、
どのような問題形式なのか、
どのようなことを設問されているのかを
なんとなくで良いのでつかみます。

設問について全く知識がないときは
答えを見ながら読んでも良いと思います。

ある程度問題を解く力があるのであれば、
過去問を解いて答えあわせをし、
苦手な分野を把握していきます。

今の自分の実力を把握して
あとどれくらい勉強すれば、
合格できそうかを考えます。

分野別の出題率を調べてみる

最近の過去問集の多くは、
出題率がまとめられています。

そして出題率の高い分野から
勉強を初めていきます。

受験までに時間が足りない場合は、
出題率の低い問題をカバーするより
出題率の高い問題に取り組みましょう。

穴埋め問題と一問一答

基本的な内容を勉強していきたいときは
穴埋め形式の問題集を利用しましょう。

いきなり参考書などを読むより
重要なポイントを把握できるので
効率よく勉強ができます。

利用する問題集は、
問題文が1行~2行くらいで、
問題のすぐ隣に回答のあるものを利用しましょう。

文章が長いものは問題数が少なく、
基本的な重要単語が、
穴埋めの( )になってなかったりしますし、

答えがすぐに確認できないものは
時間が無駄になってしまいます。

理想的なのは、必要な知識の
7から8割が記載してあるものです。

問題集の内容が濃すぎても、
それほど重要でないところまで
内容が網羅されているので
時間がかかるだけで、
覚えきれなくなってしまします。

一問一答形式の問題集については、
内容が網羅型の傾向が強いので、
受験勉強を開始する時にではなく、

基本の知識が身につき、
最後の詰めを行う総仕上げの時に
利用するようにしましょう。

過去問の具体的な利用方法

まず問題集全体を3回繰り返します。

問題集はじっくり時間をかけて取り組むより
同じ時間を使うのであれば、
回数を行う方が記憶が定着します。

過去問1回目の取り組み方法

まず問題集を読んで、
すぐに回答を確認し、穴埋め部分を意識して
目を通していきます。

声に出し音読をするのも効果的です。
音のリズムで思い出せることもあるので
音読を利用しましょう。

重要なことは、穴埋め部分を
完璧に覚えようと思わないことです。
スピード重視でどんどんこなしていきましょう。

問題集の1回目の目的は、
この問題みたことあるという
状態にもっていくことが重要です。

過去問2回目の取り組み方法

問題を読みながら、穴埋め部分の中に
何が入るのか考えながら取り組みます。

少し考えても答えがわからない部分は
すぐに答えを見て、確認します。

覚えていない問題は何度か繰り返しましょう。

過去問3回目の取り組み方法

過去問も3回目くらいになると
覚えている部分の方が多くなり、
問題をこなすスピードも早くなり

覚えきれていない部分も
答えを確認をすれば
すぐに思い出せるようになっています。

わからなかった問題は、
チェックをつけていきましょう。

問題集の1章終わるごとに、
章の始めに戻り、わからなかった問題に挑戦します。

わからない問題が、
5問以下になるまで繰り返しましょう。

どうしても覚えられないものは、
ノートに書き出したり、
カードに書いて持ち歩き、
空き時間などを利用して復習します。

3回目を終えるくらいになれば、
取り組んでいる問題集については
かなり身についていると思います。

問題集を読むスピードも速くなっているので
次に復習にとり組むときも
効率よく勉強できます。

ここまできたら穴埋め問題集で
カバーしきれない細かい内容を
他の問題集で対応していきましょう。

紹介した過去問の活用法を参考に
受験勉強に取り組んで見ていただければと思います。