大学受験の世界史の勉強法について5つのトピックに分けて、説明していきたいと思います。

目次

  • ・暗記に耐えられるかどうかが1番のポイント
  • ・世界史のインプットについて
  • ・世界史のアウトプットって何?
  • ・世界史の難しさって何?
  • ・通史が終わる期間

暗記に耐えられるかどうかが1番のポイント

世界史は日本史と同様に「単純暗記作業」に耐えられるかどうかが大切です。

世界史という教科を簡単に説明するのであれ「各世界の歴史上の出来事を時系列で順番に、縦と横を意識して覚えていく」ということです。

受験生で世界史を選択する受験生のタイプにはいろいろありますが、
「世界史が好き」
「地理・政治経済を選択すると受験する学部の幅が狭まる」
という2点が特徴なのではないでしょうか?

世界史は大体の大学・学部で受験科目に指定されていますし、選択しやすい科目だと思います。

しかし、大学受験の世界史における難しさがあります。 

世界史のインプットについて

受験における世界史は、 暗記をクリアすれば必ず得点源に出来る科目です。
暗記量は、大学受験の教科の中でトップだと言えます。
現役生と既卒生で一番差がつく教科でもあります。現役生は高校の授業に頼り切らず、しっかりと正しい勉強法で自分で勉強してください。

  • 人物名
  • 出来事の経緯
  • 年代
  • 時代背景
  • 他の国との繋がり

の5つがメインとなるでしょう。

暗記効率重視!まとめノートをつくるのは時間の無駄に。。

前述したように世界史は暗記量が重要なので、より効率よく暗記をする必要があります。
まとめノートを作る時間があれば、自分の見やすい、理解しやすい参考書をみつけてそれを憶えていくようにしましょう。暗記が最重要な世界史ではまとめノートをつくるのは、限られた受験準備期間の貴重な時間を割いて行うには時間の無駄になってしまいます。まとめノートを作る時間があれば暗記をする時間に充てましょう。

世界史の難しさって何?

世界史は1つひとつの用語に対して、色々な質問のパターンで出題されます。
これが大学受験世界史を難しくしている要因の1つといえるでしょう。
例えば、この記事を今読んでいるあなたは、「第二次世界大戦」についてどれほどのことを知っているでしょうか?
おそらく、世界史受験を考えている受験生なら、誰もが「でっかい戦争だな」ということくらいは知っていることと思います。

では、以下の部分を見て、箇条書き1つ1つが何を表しているかを考えてみて下さい

  • ・勃発した国はどこか?
  • ・利害関係はどのようなことだったのか?
  • ・どの国が強くて、弱いのか
  • ・どの国がタッグを組んでいるのか
  • ・結果、どうなったのか
  • ・どのような影響を与えたのか
  • ・同時期に、他の国ではどのようなことが行われていたのか 

いかがでしょうか?
「単純に暗記すればいい」ということだけでは太刀打ちできないことがイメージできるでしょうか? 
ご覧のように、「第二次世界大戦」これだけ多くの質問の仕方が出来てしまうのです。

これらの細かい知識までをインプットしていかなければならないことが大学受験世界史受験者に立ちはだかる壁です。

難関大学以外を受験するのであれば、そこまで細かい知識は問われないのですが、難関大学の受験を考えている受験生は、これらの細かい知識までしっかりと正しい勉強法でインプットを確実にしていく必要があります。

なので、このインプットを1日1日どれだけしっかり高いノルマを設けて勉強していけるかがポイントです。
インプットした後は、アウトプットしていくことでインプットしたことを実際に点数にしていきましょう。 

世界史のアウトプットって何?

完璧にインプットをしてからアウトプットするのではなく、「インプットの途中にアウトプットを組み込む」という方法です。つまり、アウトプットし始めるタイミングを早めるべきということです。
なので、単元ごとに、問題集や過去問を用いて常日頃から受験本番の意識を持ってアウトプットしていきましょう。
アウトプットをしていく過程で、自分がインプットの時に出会わなかった世界史用語が出てくることがあるかもしれません。
そのような場合はその用語を用語集等で調べて、改めてインプットしていきましょう。
世界史は暗記科目であると最初に書きましたが、暗記を繰り返し、その暗記作業で頭に入れた知識を正しい勉強法でアウトプットしていかなければ、暗記した知識は定着しません。

覚えることが多いので、膨大な時間がかかりキツい学習かもしれませんが頑張って学習していきましょう。

通史が終わる期間

アウトプットを行うためには、確かにインプットも大切です。しかし、アウトプットのタイミングをほんの少し早めるだけで、勉強も仕事も、効率よく行うことができるようになります。そのアウトプットが通史につながるのです。

世界史の通史が完了する期間は、記憶の得意不得意によって異なると思うのですが、学習すべき時代も多いです。
インプットにかける期間は大体半年を目安にしていくと良いと思います。
それ以上かけてしまうと、他の教科に支障をきたす場合があるので気をつけてください。

しかし、時間がかかるからといって、あせってしまい、通史や用語のインプットの部分をあいまいにしてしまい、どんどん先に進んでいってしまうと、後でアウトプットする時に苦労してしまい余計に時間がかかってしまいます。
そのため、1番効率の良い世界史の勉強法は「細かく、単元ごとに、完璧に学習していく」ことです。