受験勉強を成功させるために、絶対にやってはいけない5つのこと

成功した受験勉強法はたくさんあります。でもやって後悔するような「失敗談」も受験生の数だけあるものです。この記事では、受験勉強を成功させるために、絶対にやってはいけない5つのことをまとめます。これから受験勉強を始める方、今すでに受験勉強を頑張っている方は、先輩と同じ失敗をしないように少しだけ注意してみてくださいね。

失敗する原因1|好きな教科から勉強する

まずは勉強する科目の優先順位の話です。多くの受験生にとって、「自分の好きな科目」「得意な科目」に時間を割いてしまいがち。もし心当たりがあるなら、自分の受験に必要な科目とその「配点」を改めて確認してみましょう。多くの入試では、数学・英語・国語の配点が、他の科目よりも遥かに高いです。配点が高い科目にこそ、時間を割いて勉強するようにスケジュールを立てましょう。

筆者自身は、日本史が好きだったのでそちらの勉強に時間をとってしまっていました。が、それではダメだと気付き、日本史は勉強したくてもテストや模試の少し前までは敢えて勉強しませんでした。その代り、配点が非常に高い数学・英語・国語に、毎日欠かさず取り組んだことで、入試本番では非常に良い結果を残すことができました。

失敗する原因2|英単語を語呂で覚える

古文単語を語呂合わせで覚える人気の単語帳があります。筆者自身も受験生時代は使っていて、非常に覚えやすく古文の点数アップにつながりました。しかし、時々、英単語や熟語を語呂合わせで覚えるための参考書や、語呂合わせを教えてくれる先生がいます。

一見、古文単語と同じように、英単語も語呂合わせは有効な手段のように思えますが、英語においては絶対やめたほうがいいです。大学受験の英語のテストは、短時間で非常に多くの英文を読む必要があります。どうしても覚えられないひとつやふたつの英単語を語呂合わせで覚えているくらいは良いのですが、たくさんの英単語を語呂合わせで覚えていて、その単語に出会う度に語呂合わせを思い出していては、英語の試験の時間がいくらあっても足りません。

古文単語の場合は、試験期間中に読む文章も少ないので、語呂合わせで覚えていても、良いのです。また、語呂合わせで覚えるということは、単なる暗記なので、本質的な言葉の理解ではありませんが、古文という文学を大学入学後に深める人は多くないはずなので、古文の試験対策としては、語呂合わせは有効な手段です。一方で、英語は大学入学後、そして社会人になってからも、勉強し続ける人が多い科目です。なので、語呂合わせで付け焼刃的に暗記するのではなく、言葉として本質的な理解をしながら勉強することをオススメします。

失敗する原因3|たくさんの問題集に手を出す

入試本番が近づき、焦れば焦るほど、いろんな問題集や参考書に手を出してしまう人がいます。しかし、同じ問題集や参考書を何度もやるほうが、内容の定着度が格段に上がるのです。

オススメの問題集の使い方は、まずは1回問題集を解き、間違った問題にチェックをつけて、間違った問題だけをもう1回取り組みます。さらに2回目で間違った問題だけを3回目解き、間違う問題がなくなるまで解くのです。さらに、時間が経ってから、もう一度最初から解いてみるのもいいでしょう。時間が経つと意外と忘れていて、解けない問題が出てくるはずです。

失敗する原因4|ノートをきれいにまとめる

ノートをきれいにまとめることに時間を割くこともオススメできません。日本史や世界史などの歴史や社会系の科目は特にノートにまとめたくなるものです。しかし、歴史の流れや、人物相関図がわかりやすくまとまっている参考書はたくさんあります。それを有効に使って、自分でまとめる時間はできる限り削減しましょう。

ゼロから自分でまとめるのではなく、参考書にまとまっているものに、自分で気になるところを書き加えるなどで十分なはずです。受験生の時間は限られています。得点の配分は低い、日本史や世界史に、ノートをまとめる「作業」としての時間を多く使うのではなく、より重要な科目や勉強に時間を費やせるようにしていきましょう。

失敗する原因5|模試を受けない

自分の思い通りに勉強が進んでいない人ほど、模試を受けるのが怖いものです。「どうせ今受けても良い点はとれない」と思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、できるだけ早く、頻繁に模試は受けたほうがいいです。なぜなら、模試を受けると、自分の現状がよくわかり、勉強の計画を立てやすくなりますし、点数が悪ければ、危機感も持てるのでモチベーションのアップにもつながります。

問題演習のひとつとして模試を受けて、復習もきちんとすれば、何一つ模試を受けるデメリットはありません。

できるだけ早く現状の自分を知って、最短距離で目標に届くように勉強していきましょう。

受験勉強が失敗する5つの原因まとめ

いかがでしょうか。
受験勉強を成功させるために、絶対にやってはいけない5つのことをご紹介しました。
ご自身の勉強がひとつでも当てはまっていないか、改めて振り返ってみて、後悔のない受験勉強ができるようにしていってくださいね。