大学受験に向け確実に成績をアップする日本史の勉強法について解説していきたいと思います。
5つのトピックに分けて、説明していきたいと思います。

目次

暗記に耐えられるかどうかが1番のポイント

大学受験日本史は、単純暗記作業が非常に大切な要素となります。

日本史という教科を簡単に説明するのであれば、縄文時代〜昭和時代(※最近は平成時代の一部も含む)で、各時代で起こった出来事や、制定された法令を暗記していくということです。

受験生で日本史を選択する受験生のタイプにはいろいろありますが、
「世界史よりも覚えることが少ない」
「地理・政治経済を選択すると受験する学部の幅が狭まる」
という2点が特徴です。 



日本史は大体の大学・学部で受験科目に指定されていますし、世界史よりも覚えることが少ないので選択しやすい科目だと思います。

しかし、大学受験の日本史における難しさもあるのです。
難しさをしっかりと把握した上で選択するようにしましょう。

日本史のインプットについて

受験における日本史は、 暗記をクリアすれば必ず得点源に出来る科目ですので、 毎日コツコツ取り組みましょう。
暗記量は、世界史に続いて2番目に多いと言えます。
現役生と既卒生で一番差がつく教科でもあります。現役生は高校の授業に頼り切らず、しっかりと正しい勉強法で自分で勉強してください。

  • 【1】人物名
  • 【2】法令
  • 【3】年代
  • 【4】時代背景
  • 【5】外交

の5つがメインとなるでしょう。

暗記効率重視する!まとめノートをつくるのは時間の無駄になってしまう

日本史も世界史と同じく暗記量が勝負になるので、効率よく暗記を行う必要があります。
まとめノートを作る時間があれば、すでにきれいにまとめられている参考書をみつけてそれを覚えましょう。暗記が最重要な日本史でまとめノートをつくるのに、限られた受験勉強の時間をさくのは、時間の無駄になってしまいます。まとめノートを作る時間があれば暗記に集中ましょう。

日本史の難しさって何?


日本史は世界史に比べてインプットする量が少ないですが、日本史には日本史の難しさがあります。
日本史は1つひとつの用語に対して色々な質問のパターンで出題されます。
これが大学受験日本史を難しくしている要因の1つといえるでしょう。
例えば、この記事を今読んでいるあなたは、「藤原道長」という日本史に登場してくる人物をご存知でしょうか?
おそらく日本史受験を考えている受験生なら誰もが知っていることと思います 。
では、以下の部分を見て、箇条書き1つ1つが何を表しているかを考えてみて下さい

  • 平安時代中期に活躍した人物
  • 1016年に摂政となった
  • 「この世をば、我が世とぞ思う望月の……」と読んだことで有名である
  • 摂関政治の中心人物 ・ 娘を天皇の妃にして、政治的に実験を握った
  • 藤原頼通の父である ・ 後一条・後朱雀・後冷泉天皇の外祖父である
  • 一条天皇に中宮彰子を入内させた人物
  • 『御堂関白日記』を記した

これらは全て「藤原道長」に関する知識です。 

ご覧のように、藤原道長だけでも、これだけ多くの質問の仕方が出来てしまうのです。

これらの細かい知識までをインプットしていかなければならないことが大学受験日本史受験者に立ちはだかる壁です。

難関大学以外を受験するのであれば、そこまで細かい知識は問われないのですが、難関大学の受験を考えている受験生は、これらの細かい知識までしっかりと正しい勉強法でインプットを確実にしていく必要があります。
その他の受験生もインプットの段階は過去問演習や問題集での演習をする土台になる部分ですので、しっかり取り組むことが大切です。

なので、このインプットを1日1日どれだけしっかり高いノルマを設けて勉強していけるかがポイントです。
インプットのつぎは、演習を通して、頭に入れた知識をアウトプットしていくことでインプットしたことを実際に点数にしていきましょう。 

日本史のアウトプットって何?

日本史は暗記科目であると最初に書きましたが、暗記を繰り返し、その暗記作業で頭に入れた知識を正しい勉強法でアウトプットしていかなければ、暗記した知識は定着していきません。

アウトプットをしていく過程で、自分がインプットの時に出会わなかった日本史用語が出てくることがあるかもしれません。
そのような場合はその用語を用語集等で調べてインプットしていきましょう。
日本史は、暗記(インプット)がしっかりできていて、その暗記した知識を問題集や過去問でアウトプットしていければ合格点は必ず取れます。

通史が終わる期間

日本史の通史が完了する期間は、記憶の得意不得意によって異なると思うのですが、学習すべき時代も多いです。
インプットにかける期間は大体半年を目安にしていくと良いと思います。
それ以上かけてしまうと、他の教科に支障をきたす場合があるので気をつけてください。

しかし、時間がかかるからといって、あせってしまい、通史や用語のインプットの部分をあいまいにしてしまい、どんどん先に進んでいってしまうと、後でアウトプットする時に苦労してしまい余計に時間がかかってしまいます。
そのため、1番効率の良い日本史の勉強法は「細かく、単元ごとに、完璧に学習していく」ことです。