【都立高校受験】合格への最短ルート!時期別・最強の勉強スケジュール完全版

都立高校受験対策!受験までの時期別の勉強の取組み方

「都立高校受験のスケジュールはどう組めばいいのか」。毎年、中3生とその家庭から繰り返し相談が寄せられるテーマです。

都立高校の入試は制度が一律に定められており、家庭が最初に押さえる情報量はそれほど多くありません。ただ、入り口で選抜方式の違いを取り違えると、夏以降の勉強配分が大きくずれてしまいます。

この記事では、都立高校受験を時期別・内申×学力検査の比率別・教科別に分けて、実践的な勉強スケジュールを整理します。受験生本人と保護者の両方が、月初に開いて優先順位を確認する地図として使ってください。

都立高校受験で合否を分けるのは、中3の1学期までに内申点の土台を作り、夏に学力検査の基礎を固め、秋以降に過去問を回すという時期ごとの優先順位です。一般選抜は学力検査と内申点を7:3で合算するため、内申の遅れは挽回が難しくなります。

この記事でわかること

  • 2026年時点の都立選抜方式(推薦・一般)と合否比率
  • 一般選抜の合否を決める総合1020点の内訳(学力検査700・調査書300・ESAT-J20)
  • 都立入試特有の3つの仕組み(共通/自校作成・推薦・実技2倍)
  • 中3の2学期末で確定する内申点の作り方と調査書点への換算
  • 一般選抜に加わるESAT-J(英語スピーキングテスト)20点の攻略
  • 春・夏・秋・直前期の時期別スケジュールと教科別の優先順位

結論を先に書きます

都立高校受験で合否を分けるのは、中3の1学期までに内申点の土台を作り、夏に学力検査の基礎を固め、秋以降に過去問を回すという時期ごとの優先順位です。順番を間違えないことが核心になります。

一般選抜は学力検査と調査書(内申点)を7:3で合算します。学力検査の比率が高くても、内申点で先に差がつくと挽回が難しくなるため、内申を先に整える設計が現実的です。

この記事の要点
  • 都立は推薦選抜(1月)と一般選抜(2月)の2本立て
  • 一般選抜の合否は学力検査7:調査書3を軸に総合1020点
  • 調査書点は実技4教科×2倍が効く(換算内申65点満点)
  • ESAT-J(英語スピーキング)20点が別枠で加算される
  • 内申点は中3の2学期末で確定。勝負は4〜12月の9か月

都立入試は学力検査の基礎固めとESAT-J(英語スピーキング)の音読が得点源。映像授業で苦手単元だけ短時間で埋めたい場合は、スタディサプリ中学講座の無料体験から相性を確かめられます。

目次

都立高校受験の全体像|2026年時点の選抜方式

2026年(令和8年度)時点で、都立高校の入学者選抜は推薦選抜と一般選抜の2本立てが基本です。推薦選抜が1月下旬、一般選抜が2月下旬に実施される日程が示されています(東京都教育委員会 令和8年度都立高校入学者選抜実施要綱・2026年5月閲覧)。

家庭でまず整理すべきは、志望校の選抜方式と内申点の配点です。ここを早めに共有できた家庭ほど、夏以降の勉強配分の迷いが少なくなる傾向があります。

推薦選抜は1月下旬に面接・小論文で学力検査なし、一般選抜は2月下旬に5教科と内申を7対3で合算する、という都立の2方式を比較したカード。
図:推薦選抜と一般選抜は準備内容が別物で、本人の性格と選抜方法の相性を先に整理する。

推薦選抜と一般選抜は別の試験

推薦選抜は1月下旬に、集団討論・個人面接・小論文または作文で選考されます。学力検査はありません。一方の一般選抜は2月下旬に、国語・数学・英語・社会・理科の5教科の学力検査と、調査書(内申点)の合算で選考されます。

準備内容はまったく別物で、両方を本気で狙うと負荷が大きくなります。本人の性格と志望校の選抜方法が噛み合っているかを、家庭で先に整理しておくとよいでしょう。

日程は例年ほぼ同じ流れで動きます。2026年度(令和8年度)の主な日程は次のとおりです。

2026年度 都立入試の主な日程

区分出願検査・試験合格発表
推薦選抜1月中旬1月下旬(26・27日ごろ)2月上旬
一般選抜(第一次)1月末〜2月上旬2月21日ごろ3月上旬
ESAT-J(英語スピーキング)前年11月下旬の日曜一般選抜で加点

推薦がだめでも一般選抜で再チャレンジできます。ただし推薦の準備に時間を割きすぎると、一般選抜の学力検査対策が薄くなる点には注意が必要です。

合否の比率は「学力検査7:調査書3」が基本

一般選抜の合否は、学力検査と調査書を7:3の比率で換算して決まります。これは大手の高校受験情報サイトでも繰り返し説明される基本構造です(進研ゼミ 高校入試情報サイト 東京都都立高校受験・2026年5月閲覧)。

注意したいのは、学力検査の比率が7と高くても、内申点で先に差がつくと後から取り返しにくい点です。たとえば内申で30点差がついた状態を学力検査で取り返すには、本番で大きな差を作る必要が出てきます。だからこそ「内申を先に整える」が現実的な結論になります。

都立一般選抜の総合1020点を、学力検査点700・調査書点300・ESAT-J20の3要素に分けて内訳を示す分類図。
図:一般選抜は学力検査700・調査書300・ESAT-J20を合算した総合1020点で判定される。

一般選抜の合否は「総合1020点」で決まる

「7:3」は割合の話で、実際の合否は点数化された総合得点で判定されます。2026年度の一般選抜(第一次募集)は、次の3つを合算した1020点満点で並べ替えられます。

一般選抜の総合得点(1020点満点)の内訳

区分満点中身
学力検査点700点5教科の素点500点を1.4倍に換算
調査書点300点換算内申65点を300点満点へ換算
ESAT-J20点英語スピーキングテストの6段階評価

学力検査:調査書=700:300で、これが「7:3」の中身です。ここにESAT-Jの20点が別枠で上乗せされる、と押さえておくと迷いません。

素点の1点は学力検査点で1.4点に膨らみます。本番の1問(配点4〜5点)は、換算後に5〜7点の重みになると考えると、直前期のケアレスミス対策の価値が見えてきます。

都立入試特有の3つの仕組み

都立受験の戦略を組む前に、家庭で押さえると判断が楽になる3つの仕組みを整理します。4月の段階で共有できていると、夏以降の迷いが減ります。

  1. 共通問題校と自校作成問題校の違い
  2. 推薦選抜は「内申+面接・小論文・集団討論」の総合戦
  3. 調査書点は「実技4教科×2倍」が効く

仕組み1:共通問題校と自校作成問題校の違い

進学指導重点校7校(日比谷・国立・西・戸山・青山・立川・八王子東)と進学重視型単位制3校(新宿・国分寺・墨田川)は、国語・数学・英語を独自に作成した「自校作成問題」で出題します。社会・理科は共通問題です(国際高校は英語のみ自校作成)。

自校作成問題は記述量が多く、思考のスピードが問われる設計です。共通問題で90点を狙う勉強と、自校作成問題で60点を狙う勉強は、ほぼ別教科と考えたほうがよいでしょう。自校作成校志望なら、中3夏前後で過去問の素読みを始めて出題の毛色に慣れる時間が必要になります。

仕組み2:推薦選抜は内申+人物評価の総合戦

推薦選抜は内申点が配点の大きな比率を占めつつ、面接・小論文・集団討論で人物面が評価されます。結果を出す生徒には、中2の段階から観点別評価のどの観点が弱いかを意識して動いていた共通点があります。

内申点の評定は中2の終わりから中3前期の成績が大きく影響します。推薦を本気で狙うなら、中2の冬に家庭で方針を決めておくほうが間に合いやすくなります。

仕組み3:調査書点は「実技4教科×2倍」が効く

一般選抜の調査書点は、5教科×5段階 + 実技4教科×5段階×2倍の合計65点満点で計算されます(音楽・美術・保健体育・技術家庭が2倍)。

実技4教科は学力検査で点が取れない教科だからこそ、定期テスト・提出物・実技作品の3軸で取りに行ける構造です。次の計算例を見ると、その重みが分かります。

状態5教科(評定×1)実技4教科(評定×2)調査書点
5教科=4 / 実技=3202444
5教科=3 / 実技=5154055

5教科で上回っていても、実技で差がつくと内申点で逆転されることが分かります。実技4教科を軽視しないことが、内申点の土台づくりにつながります。

内申点の作り方|中3の2学期末で確定する

都立受験の「内申点」は、中学校が作成する調査書の9教科の評定です。一般選抜では中3の2学期末(12月)の評定が使われ、推薦選抜でも同じ時期が基準になります。内申を上げる実質的な勝負期間は、中3の4月〜12月の9か月です。

5教科の評定を上げる3軸:定期テスト・提出物・授業態度

5教科の評定は、定期テストの点数・提出物の出し方・授業態度の3軸で動きます。定期テストの点数だけで評定が決まると考えていると、提出物の質や授業中の発言量で取りこぼしが出やすくなります。

定期テストで80点台でも評定が4止まりの場合、ワークの空欄・ノートの整理不足・挙手の少なさが指摘されがちです。逆に70点台でも、提出物の精度と授業態度で評定5に届く例もあります。1学期の通知表を受け取った時点で、各教科の改善点を担任に確認しておくと戦略が立てやすくなります。

実技4教科は「作品・実技テスト・取り組む姿勢」で取りに行く

実技4教科はペーパーテストの比重が低く、作品・実技テスト・授業中の取り組みで評価が決まります。作品の完成度そのものより、最後まで丁寧に仕上げる姿勢が評価される場面が多くあります。

実技4教科は2倍計算のため、評定2や3が並ぶと中3での挽回が難しくなります。家庭で「実技教科の課題も5教科と同じくらい大事」という声かけを意識しておくとよいでしょう。

換算内申から調査書点(300点満点)への直し方

換算内申65点満点は、そのまま合否に使われるわけではありません。「換算内申 ÷ 65 × 300」で300点満点に引き直された調査書点が、総合1020点に組み込まれます。評定パターン別の目安を並べます。

評定パターン別の内申点の目安

評定の状態換算内申(65点満点)調査書点(300点満点)
オール339点180点
オール452点240点
5教科3・実技555点253点
オール565点300点

換算内申の1点差は、調査書点で約4.6点の差に広がります。オール3とオール4では調査書点で60点も開くため、学力検査で60点=実質43点分(÷1.4)を毎回上積みするのは現実的ではありません。内申を1つでも多く上げておく価値が数字で見えてきます。

英語スピーキングテスト(ESAT-J)|20点の上乗せを取りに行く

ESAT-Jは、一般選抜だけに加わる英語スピーキングテストです。結論から言うと、配点は20点と小さめでも、学力検査・内申とは別枠の「取りやすい加点」なので、早めに慣れておくと得です。

中3の前年11月下旬の日曜に実施され、A〜Fの6段階で評価されます(東京都教育委員会 中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)特設ページ・2026年5月閲覧)。推薦選抜では使いません。

ESAT-Jのランクと入試での点数

ランク入試の点数スコアの目安
A20点80〜100点相当
B16点65〜79点
C12点50〜64点
D8点35〜49点
E4点1〜34点
F0点0点

BとCの差は4点。学力検査の素点に直すと約3点分で、1問のケアレスミスと同じ重みです。小さく見えて、合否のボーダー付近では効いてきます。

出題は4パート|「正確さ」より「声に出して伝わるか」

ESAT-Jは大問A〜Dの4パート・全9問で構成されます。内容を整理します。

  1. Part A:英文を音読する(発音・イントネーション)
  2. Part B:質問に短く返答する(コミュニケーション達成度)
  3. Part C:イラストを見てストーリーを英語で説明する
  4. Part D:音声を聞いて自分の意見を述べる

評価は「完璧な英語」よりも伝わるかどうかが軸です。難しい構文を狙わず、短く正しい文で言い切るほうが得点は安定します。対策は夏〜秋に、教科書本文の音読と、簡単な自己紹介・意見を声に出す練習を数分ずつ積むのが現実的です。

学力検査の英語対策(長文・英作文)とは別物なので、直前に詰め込むより、11月までに「声に出す習慣」を作るほうが間に合います。

中3・春(4月〜6月)|内申の土台と基礎の復習

春は、内申点の土台を固めながら、学力検査5教科の基礎を整える時期です。この時期は過去問演習より、土台固めに振り切るほうが後の伸びにつながります。

  1. 1学期の定期テストで内申点の土台を作る
  2. 英語・数学の基礎を中1〜中2範囲まで戻る
  3. 志望校を「3校×ランク別」で仮決めする

最優先は1学期の中間・期末テストで評定の土台を作ることです。定期テスト2週間前から学校のワークを2周する習慣が、評定の付き方に差を生みます。並行して、英語の中1英文法(be動詞・一般動詞・疑問詞・現在進行形)、数学の中1〜中2範囲(方程式・関数・図形・確率)の穴を、薄い復習問題集1冊で埋めておきます。

志望校は「現状で届く校・少し背伸びの校・もう一段上の校」の3校に分けて仮決めし、5〜6月に文化祭や説明会へ足を運ぶと、秋以降のモチベーションが安定しやすくなります。

中3・夏(7月〜8月)|弱点教科に7割の時間を投下する

夏休みは、学力検査に集中できる最後のまとまった時期です。差がつくのは「内容」よりも「時間配分」でした。

5教科を均等配分すると「全教科そこそこ伸びたが合計点が動かない」状態に陥りがちです。弱点教科に7割、得意教科に3割で組むと、9月以降の偏差値が動きやすくなります。夏に伸びやすい代表単元は、英語の長文読解、数学の関数・図形、社会の通史、理科の物理化学の計算問題です。

学習時間は「1日10時間」より「1日6時間×40日=240時間」の継続が現実的です。初日に詰め込むと数日で集中力が落ち、結果的に継続型に届きません。8月後半に都立過去問を1年分だけ素読みし、点数を出すためでなく出題範囲と難易度を体に入れておくと、秋の演習に入りやすくなります。

中3・秋(9月〜11月)|過去問演習と内申点の確定

秋は、過去問演習を本格化させる時期です。スムーズに進む生徒は、9月までに基礎単元の穴埋めと定期テスト対策が一段落しています。

9月〜10月で都立過去問を5年分回します。解いて採点して終わりではなく、解き直しと弱点単元の参考書戻りまでセットにするのが効果的です。1セットの目安は「解く50分→自己採点10分→解説熟読20分→弱点単元を参考書で確認20分」の合計100分です。

並行して2学期の定期テスト対策が走ります。定期テスト2週間前は過去問演習を一時停止し、内申点に集中します。内申点は中3の2学期末で確定するため、9〜12月の定期テストは最後の評定上げのチャンスです。11月の模試で立ち位置がほぼ確定するので、志望校を11月に確定させ、12月以降の方針を固めておきます。

11月下旬にはESAT-J(英語スピーキングテスト)本番もあります。学力検査の勉強とは別枠なので、10〜11月は週数回、音読と短い受け答えを声に出す時間を確保しておくと安心です。

過去問の使い方をさらに詳しく知りたい人は、関連記事もあわせてどうぞ。

過去問を計画づくりに活かす考え方は、過去問の効果的な使い方もあわせて確認してください。

中3・直前期(12月〜2月)|本番形式の演習と生活リズム

直前期は、新しい範囲を増やすより、積み上げた知識を本番で出せる状態に整える時期です。新しい教材の買い足しは、全体の精度を下げる原因になりがちです。

12月〜1月は、都立過去問を10年分まで広げて本番形式(時間配分・休憩時間・解く順序)で解きます。「土曜午前を本番と同じ時間割で1日分」やる週末ルーチンを4週続けると、当日のペース配分が崩れにくくなります。

直前期は体調管理と睡眠も学力検査と同じくらい重要です。学力検査は午前9時開始のため、就寝23時・起床6時30分のリズムに本番1か月前から合わせておきます。家庭の声かけは「ちゃんと勉強しているの?」「○○くんはもう終わったらしいよ」といった催促を避け、生活と当日準備に視点を置くほうが、本番で実力を出し切りやすくなります。

教科別の優先順位|共通問題と自校作成で変わる時間配分

教科別対策は、共通問題校志望か自校作成問題校志望かで配分が変わります。要点を整理します。

教科共通問題自校作成問題
国語作文を最初の10分で書く。時間配分が鍵論説文の記述量・語彙レベルが高い。読書で語彙と論理に触れる
数学計算問題でミスをしない精度思考過程を書く記述。共通90点後に移行
英語リスニングを毎朝10分。長文・対話文・英作文語彙と速読。共通長文を10分で読めてから移行
社会・理科共通問題で全範囲。資料・グラフ読み取りまで共通問題(対策は同じ)

社会・理科は「暗記教科」と片付けず、資料・グラフの読み取り問題まで練習すると、80点の頭打ちを越えやすくなります。自校作成校志望は、共通問題で90点を安定させてから自校作成過去問へ移行すると、時間配分が崩れにくくなります。

都立高校受験の時期別チェックリスト早見表

時期別の優先項目を一覧に整理します。月初に開いて、今月やるべきことを確認する道具として使ってください。

都立受験の中3を春・夏・秋・直前の4フェーズに分け、内申の土台作りから本番形式演習まで時期別の優先順位を示すフロー図。
図:春=土台固め、夏=弱点に7割、秋=過去問5年分、直前=本番形式という時期別の優先順位。
時期内申点学力検査の優先項目家庭で意識すること
春(4〜6月)1学期テストで土台中1〜中2範囲の復習志望校3校を仮決め・説明会
夏(7〜8月)弱点教科に7割・240時間過去問1年分を素読み・ESAT-J音読開始
秋(9〜11月)2学期テストで確定過去問5年分・解き直し11月模試で志望校確定・ESAT-J本番
直前(12〜2月)2学期末で確定済過去問10年分・本番形式生活リズム・穏やかな声かけ

よくある質問

都立高校受験のスケジュールでよく聞かれる質問を整理します。

Q1:内申点はいつの成績で決まりますか?

中3の2学期末(12月)の評定で確定します。一般選抜・推薦選抜とも同じ時期が基準です。実質的に内申を上げられるのは中3の4月〜12月の9か月で、それ以降に学校での評定が動くことはありません。1学期から計画的に取りに行くのが現実的です。

Q2:学力検査と内申点、どちらを優先すべきですか?

まず内申点の土台を作るのが現実的です。合否比率は学力検査7:調査書3ですが、内申で先に差がつくと本番での挽回が難しくなります。中3の1学期までに内申を整え、夏以降に学力検査へ集中する配分が、迷いの少ない進め方です。

Q3:自校作成問題校はいつから対策すればいいですか?

共通問題で90点以上を安定させてから移行するのが目安です。多くの場合10月ごろが切り替えの時期になります。自校作成は記述量と思考スピードが共通問題と別物のため、共通の感覚のまま入ると時間配分が崩れやすくなります。理科・社会は共通問題のため対策は同じです。

Q4:夏休みは1日何時間勉強すればいいですか?

1日6時間を40日続けて計240時間が現実的な目安です。初日に10時間詰め込むと数日で集中力が落ちやすく、継続型に総量で届かないことがあります。弱点教科に7割の時間を割り当て、8月後半に過去問を1年分素読みしておくと、秋の演習に入りやすくなります。

Q5:直前期に親ができる大事なサポートは何ですか?

学習面の声かけより、生活面の安定が効きやすい時期です。就寝・起床時間を一定に保つ、栄養バランスのある食事を出す、体調変化を早めに察知する、会場までの行き方を一緒に確認する、の4点が有効です。学習面の催促は不安を増幅させやすいため、本人から相談されたときに応じる姿勢のほうが落ち着きます。

まとめ:時期別の優先順位で都立受験を組み立てる

都立高校受験のスケジュールについて、要点を整理します。

この記事のまとめ
  • 一般選抜は学力検査700・調査書300・ESAT-J20の総合1020点で判定
  • 調査書点は実技4教科×2倍。内申点は中3の2学期末で確定
  • ESAT-Jは11月下旬に実施。夏〜秋に声に出す習慣を作っておく
  • 春=土台固め、夏=弱点に7割、秋=過去問5年分、直前=本番形式10年分
  • 自校作成校は共通90点後に移行。社会・理科は資料読み取りまで

都立高校受験は、制度を正しく理解し、時期ごとの優先順位を守れば、計画的に合格へ近づける入試です。まずは志望校の選抜方式と内申点の配点を確認し、中3の1学期までに内申点の土台づくりから始めてください。


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免責事項

※本記事は都立高校入試制度の公開情報をもとにした整理です。選抜方式・日程・配点などは2026年時点のもので変動するため、最終的な判断は東京都教育委員会の最新の実施要綱・各校の募集要項をご確認ください。


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この記事を書いた人

大手進学塾で8年、小学生から高校生まで、延べ500人以上に数学と英語を教えてきたYamadaです。授業でよく聞かれたのが「家でどう勉強すればいいですか」でした。週に1、2回の授業では問題演習に追われて、家庭学習の進め方まで手が回りません。そこに歯がゆさを感じてきました。

同じ問題集を渡しても、伸びる子と伸び悩む子がいます。差は頭の良さではなく、目標の立て方と続け方の工夫にありました。保護者面談で「うちの子、やる気が続かなくて」と相談されるたび、もっと多くの家庭に届く形で伝えたいと思ってきました。このサイトでは、受験対策や定期テスト、勉強習慣の作り方を、現場で試してきた方法をもとに書いています。

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