夏休みを制するものが受験を制するとよく言われますが、中学3年生の夏休みの過ごし方で、志望校への合格の確率がグーンとアップします。
高校受験を控えた中学3年生の夏休みの勉強法と過ごし方をまとめました。

中学1・2年の復習を徹底的に

まずは中学1・2年で学習した内容の復習から行います。
学力定着には復習が重要で、学習を繰り返すことで本当の学力が身についていきます。
高校受験では、中学校3年間に学校で習ったことが出題範囲になるので、
今まで授業で習った範囲を確実に身につけておくようにしましょう。

教科書を見直したり、教材、問題集を何度も繰り返し学習しましょう。
夏休み期間の約1ヶ月をどう過ごすかで学力に大きく差がつきます。

教科書や問題集を繰り返しこなしながら、
自分の苦手なところを把握して重点的に復習をします。
繰り返し学習をしながら苦手分野を克服していきましょう。

英語・数学は受験直前に準備を始めてもすぐに学習効果がでず、急な実力アップは難しい教科です。
この時期、英語や数学が苦手だという意識があれば、中学1・2年生の内容の理解不足が原因だと思います。
夏休みであれば十分挽回が可能なので、中学1・2年生の学習内容を復習し確実に身につけるようにしましょう。

国語については、教科書を音読して文章がきちんと読めるかを確認します。
読めない部分があれば、その部分を何度も音読し、スムーズに読めるようになるまで繰り返し練習します。
国語の基本は音読です。あとは漢字・熟語・慣用句・ことわざなどについては暗記が重要になるので、何度も繰り返し学習をおこないます。

理科・社会は受験直前まで追い込みが可能ですが、暗記科目なので、早い時期から復習しておいた方が有利なことは明白です。
教科書を眺め全体を理解したら、問題集をこなして復習を重点的に行います。

どのくらい勉強をすれば良いか

受験生は一般的に、夏休みは1日8時間が勉強時間の目安になるといわれます。
中学1年生から3年生の1学期までというのは学習範囲が広いので、復習するのは時間がかかります。
教科書の内容を確認しながら、基本的な内容の例題を何度もくり返し解くことが必要です。
繰り返し学習することが大切なので、全範囲の復習を何回繰り返せるかが重要になってきます。
学習をしながら、苦手な分野を把握して夏休みの間に苦手分野を克服しましょう。

また夏休みは授業がないので、中学生にとっては生活のリズムを整えるのが難しいです。
できるだけいつもと同じ時間に起床して、学校の時間割のように勉強する時間を決めてしまった方が、
学習に取り組みやすくなります。

朝起きて1時間、朝食後に1時間、昼食・夕食・就寝前に1時間など勉強時間を決めてしまっても良いと思います。
中学3年生の夏休みの有効に活用して、受験に向けてよい準備をしましょう。